AKIRA 祈りプロジェクト 



流れるな 涙 心でとまれ
祈りプロジェクト AKIRAライブ 




9月24日LIVEはノンマイクで観客と交流しながらのプライベート型ライブLIVEで、フクロウのカムイをバックにして丸く囲むように椅子を配置、「焚き火を囲んだ部族のように聴いてください 」というAKIRAのオープニングの声でLIVEは始まりました。



「梟のカムイ Camui of Owl」

アイヌの「コタンコロカムイ(村の守り神)」であり、世界中の先住民のあいだで知恵の神様と崇められる梟は、羽を広げ、足爪で脳を開いていく。





akiramania



今回のライブにひとりの女性がきてくれた。
 二児の母であり、全身に転移したガンと闘っているヒロミさんがなんと北海道からかけつけてくれました。ヒロミさんは前回の北海道ツアーでも鎮痛剤で痛みを抑え、タクシーで3度もライブに参加されたそうです。左鎖骨上のリンパ節にできた腫瘍のため気管と声帯が圧迫され、かすれ声で話すのがやっとの状態です。一時消えた痛みがまたでているんですと笑っていましたが、北海道から飛行機に乗ってこんな遠方にまで出てこられたこと自体が奇蹟です。



ヒロミちゃんの病歴はすさまじいものだ。彼女から送られてきたメールを抜粋しよう。(AKIRA)

私が 体の異変に気付いたのは、今から7年前の2000年の事。
本来ならあるはずのない何かが、下着に触れる感覚。
恐る恐る手を伸ばすと、豆粒ほどの小さなしこりが左胸に......。
当時、2人目の子供の出産をまじかにしていた私は、婦人科の先生による、触診とエコー検査を受ける。
私が50歳だったら、乳ガンを疑っていたに違いない先生は、20歳そこそこに見える私を見て、「若い女性に見られる乳腺腫ですね。」
...........誤診だった。
授乳により広がった乳管をいい事に、我が物顔で広がり続ける細胞。
わずか数カ月のうちに、4cmの大きさまで成長していた。
2001年、「乳ガンです。」の告知とともに左胸を失う事実を知らされる。
あの時の検査で乳ガンと診断してくれれば、この胸を失わずに済んだのにと、やりきれない気持ちで一杯になる。
おっぱいしか受付けない7か月の息子が、授乳を断たれ泣き叫ぶ。
凄まじく過酷な戦いが幕を開ける。
幼い子供達を両親に預け、2か月間の入院生活が始まる。
抗がん剤投与により、頭髪は全て抜け落ちる。
手術による胸の喪失感、20cmにもおよぶ傷跡。
そこにいるのは誰?鏡に映った自分の姿に愕然とする。
変わり果てた体と、再発の恐怖を抱えこれからの人生を歩まねばならない。



再発の危険が最も高いと言われた2年が無事過ぎる。
検診の度、「要注意人物」と言われる私はいつ再発してもおかしくない。
3年4年と、何事もなく過ぎてゆく。
5年さえ過ぎれば、再発の危険は、ほぼなくなる。
2006年、発病から5年が過ぎようとしていた。
乳ガンであることなど、頭の片隅からこれっぽっちもなくなったある日、
「再発です。」5年の壁が立ちはだかった。
体が震え、動揺を隠せない。
左鎖骨上のリンパ節に腫瘍が見つかる。
2cmの大きさに達したリンパ腫は、声帯と気管の神経を圧迫し、いつしか声と呼吸を奪おうとする。
どんなに叫んでも、小さなかすれ声しか出すことが出来ない。
7割型しか機能しない気管からの苦しい呼吸。
私の体を蝕んでいくガン細胞は、このままおとなしくはしてくれない。
ある日、胸に激痛が走る。骨転移だった。
胸骨、肩甲骨、骨盤をはじめ、全身数カ所に骨腫瘍が見つかる。
経験した者にしか解らない、体を叩き壊されるかのような激しい痛み。
歩く度に、激痛が走る左脚を引きずりながらの生活が待っていた。
それでもまだまだ、私に試練を与えてくれるガン細胞。
これでもか、これでもかとやって来る。
2007年、肝臓に3cmの腫瘍が見つかる。
こうなったらもう恐い物は何もなし、何でもきやがれ状態だ。
ガンは、心の病とも言われる。
必ず自分自身に原因が潜んでいる。
私が病気になった原因は、きっと子育てだろう。
それまでの人生、たいがいの事は器用にこなして来た私にとって、子育ては、生まれて初めて現れた大きな壁だった。
誰もが当たり前にしている子育てが、私には苦痛でならなかった。
何一つ思い通りに行かない子育てに、不安や苛立ちを感じていた。
この子さえいなければと、正直何度思った事か。ひどい母親である。
今となっては、『Hello my mom!』の一字一句が胸に突き刺さり、この子達の母親になれた事を、誇りに思える。
そう思えるのも、すべては病気になったおかげ。
痛みや苦痛と戦いながらの生活は、確かに辛く苦しい。
だけど、ガンと言う病気になってまで、教えてくれようとしたメッセージに気付いた。
病気を通して、数えきれない程たくさんの事を学んだ。
出会えるはずのなかった、多くの人達に今こうして出会えた。
病気になる前より、病気になった今の自分の方が、
ずっと幸せだって、自信を持って言える。
神様は、ガンと言う人生最大の贈り物をしてくれた。
心の底から感謝である。「ありがとう!」



PS  お守り無事届きました。感激です(*o*)/ 
   AKIRAさんとレラさんがいつもそばにいてくれるようで、幸せです。
   明日にでも、病気が治っちゃう気分です。
   ありがとうございました。(ヒロミ)



 オレはレラさんが刺繍してくれたマタンプシ(アイヌの鉢巻き)とウイチョル族のお守り袋をヒロミちゃんに贈った。
 そこでみんなにもお願いがある。
 ひさびさに「祈りプロジェクト」をはじめたいんだ。あさってから1ヵ月間沖縄ツアーのライブでオレは札幌に住むヒロミちゃんに祈る。
 みんなもそれぞれのやり方でヒロミちゃんに祈ってくれ。



 もう一度ラリー・ドッシー博士の「魂の再発見」(春秋社)という本から、祈りのポイントをまとめてみよう。

1,祈り方は自由。
2,祈りに距離は関係ない。
3,祈る人が対象を知っていた方が効果がある。
4,祈りは量に比例する。たくさんの人が祈った方が効果がある。
5,指示的に祈るより、指示しない祈りの方がはるかによい結果が出たという。 「ガンよ、消えろ」ではなく、「ヒロミちゃんにとってうれしいことが起こりますように」、「ベストになること」、「最適」なことが起きることを祈ろう。
6,患者に対して「純粋で聖的な意識」を抱くべきだとドッシー博士は言う。
7,祈った側もよくなるという循環の法則がある。



akiramania

 「祈る人が対象を知っていた方が効果がある」ので、写真をブログに掲載しております。



 いちばんまえに座ってもらったヒロミちゃんをみんなに紹介する。ライブに集まってきた観客のなかにもオレのブログでヒロミちゃんを知ってる人がたくさんいて、みんな驚いている。



「みなさんの祈りがとどいてから、不思議と痛みが治まったんです。ブログを読んだみなさんにもありがとうと伝えてください」



 祈りプロジェクトは、魔法でも迷信でもない。まず病気になると「なぜわたしだけがこんな不幸を背負わなくてはならないの」と孤独になる。しかし全国から励ましのメールがとどき、「ひとりぼっちじゃない」、「すべてはつながっている」と気づいたとき、自己治癒能力をせき止めていたブロックがはずれる。自分とつながるすべての者に感謝する気持ちが生まれるんだ。



『祈りの歌』

「今回のアンコールはこの曲しかないでしょう。
 だって本人が目の前にいるんだもの。ヒロミちゃんをステージにあげ、オレの横に座ってもらう。祈りプロジェクトを説明し、会場全員で祈ってもらう。ヒロミちゃんは手を組み、自分ではない他者に祈りを捧げていた。」


今夜君は淋しすぎるから
居場所を求め ぬくもり求め
街をさまよう

誰か気づいて わたしに気づいて
汚れた体 けがれたお金
呪いつづける

おお罪なる者よ
おお幸いなるかな
ぼくたちは見てる 君を見てる
すでに君は許されてる

さあとどけ 祈りの歌
君の胸へと突き刺され
さあひびけ 祈りの歌
慈悲の涙で地を満たせ



今夜君はやりきれないから
家中の窓を 拳で砕き
腕を切り刻む
誰か気づいて わたしに気づいて
血に染まるシーツ 身にしみる弱さ
憎みつづける

おお孤独なる者よ
おお幸いなるかな
ぼくたちはいるよ 君といるよ
すでに君は愛されてる

さあとどけ 祈りの歌
君の胸へと突き刺され
さあひびけ 祈りの歌
慈悲の涙で地を満たせ



今夜君は終わらせたいから
致死量の薬 ヨーグルトに溶き
むりに流しこむ
誰か気づいて わたしに気づいて
うすれゆく意識 消えゆくサイレン
悔やみつづける

おお死に急ぐ者よ
おお幸いなるかな
ぼくたちは叫ぶ 君に叫ぶ
すでに君は生かされてる

さあとどけ 祈りの歌
君の胸へと突き刺され
さあひびけ 祈りの歌
慈悲の涙で地を満たせ



今夜君は苦しすぎるから
病院のベッド 点滴のバッグ
嗚咽噛み殺す
誰か気づいて わたしに気づいて
軽すぎる命 重すぎる運命
嘆きつづける

おお不幸なる者よ
おお幸いなるかな
ぼくたちは歌う 君に歌う
すでに君は守られてる

さあとどけ 祈りの歌
君の胸へと突き刺され
さあひびけ 祈りの歌
慈悲の涙で地を満たせ



「祈りプロジェクトでみんなに祈ってもらった札幌のヒロミちゃんが宇都宮のギャラリーにいるとは、信じられない光景である。
 乳ガンからリンパ、全身へ骨転移したガンを抱えるヒロミちゃんは、札幌のライブにも鎮痛剤を打たなければこられなかった。しかし今はひとりで宇都宮にきた。すごいことだよ、マジで。涙がでるくらいありがたいことだ。」

ekato



皆さんもほんのひと時、時間を分けてください。
ヒロミちゃん!最良なれ!



会場の大谷石蔵のギャラリー悠日2 ACCELLのCELL2には耳を疑うほどの「美音空間」があります。天井の梁は高く、このまま録音スタジオに使えるほどの素晴らしい音響を響かす空間大谷石の空間がつくりだすあたたかさ、ライブ会場としては最高に魅力的な空間です。感動の輪が拡がっています。一度来た方が友人を家族を誘ってリピーターとしてお見えになっています。会場では年代に関係なく多くの方がAKIRAの歌に感動し涙しています。AKIRA「リクエスト」ライブは、10/21の日曜日(18~20時)が最終。
2007-10-28 (日) は、大ネアリカ展 AKIRA クロージングパーティーライブ「輝け!日本ネアリカ大賞」発表です! ご来場をお待ちしております。


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